先日、我が家の次女が左股関節が痛いというのでよく見たら、片方の膝が内側にねじれて(?)いる・・。
ぎょっとして左右の脚を比べてみると、痛いというほうの脚が若干長く、バランスをとるために骨盤から下がよじれた形になっているような印象を受けました。
実はうちの娘、生まれた時から左右の足の大きさがかなり違っていて、成長の段階で差異が少しでも縮むことを願っているのですが、右足も左足もお互いに歩み寄る気配もなく現状を維持しているのです。
そのせいか、左右の足の裏に均等に重心を載せることができないようで、立ち姿が歪んでいるのではと以前から密かに気になっていたのです。
とりあえず、クラスでも時々行う、股関節のゆがみを整える調整法を試してみたら、
なんと、あっさり脚の長さが揃い、立ったときの膝の向きも正面に戻ったのです。
良かった!!すごいぞ、母!(というか、この調整法が~^^;)
股関節に痛みを訴えている方が長い脚だったので、痛むほうは無理に動かさず、
痛みのない短い方だけを行いました。
目に見える歪みはサクッと治ったとはいえ、やはり親としては心配。
今までも時々、股関節が痛いということがあったのですが、
成長痛だよ、なんて、ろくに見もしないで決めつけていた私。ひどい母だあ・・。
そんな罪悪感もあり、本人も「今までとは違う痛み」と表現したので
翌日、近所の整形外科を受診しました。
そうしたら、まず痛みの原因は「縄跳び」と言われ、痛みが引くまで4~5日かかるからそれまで安静に、と。
この時期、小学校では大なわとびのクラス対抗戦を控え、毎日練習しているそう。
縄跳びを飛ぶと股関節を痛める子供がこの時期多いと言われました。
足の大きさの違いや、それが及ぼしうる骨格のゆがみに対する懸念を先生に訴えてみたものの、
私たちがかかった先生は専門外らしく、「うちでは脚の長さについては対処できない」とサックリ。
さらに、日常生活が普通にできている状態では、とくに何も打つ手はないと・・・。
え~・・。
ホントに何もできないのですか??
身体はすべてがつながっていて、どこかにゆがみが生じると、いろんな場所に悪影響が出てきます。
その歪みは、日常生活の些細な、でもおびただしい反復動作によって、澱のようにたまってくるものです。
だからこそ、バランスボールのクラスのなかで、姿勢に関するお話をくどいくらいさせていただいているのです。
たかだか10歳の娘の身体に、傍目からみても気づくほどの歪みを引き起こす不自然さを
「病的に悪化していない症状だから経過観察」と切り捨てられるのは
納得がいかない。
むむむときて、「歩行困難な状態になるまでは問題ないということですか」と敢えて聞いてみたら
「だって、普通に生活できているのに、手術するのはいやでしょ」だって。
う~ん。終了。
病にかかるまえに予防する、いわゆる「予防医学」という考え方を持ち合わせない先生だったみたいで。
ちょっと途方に暮れる母。
とりあえずは、母の知恵を振り絞って、日々の歪みをこまめに取り除いてあげよう・・・。
幸い、病院で処方された湿布のおかげか、股関節の痛みもほとんど引いてきたそうで
(結局安静なんかしているわけもなく)、股関節調整も面倒がってごまかす娘・・。
いつもより姿勢についてお小言も増えてしまっている今日この頃なので、
娘の耳にもフタがされてしまったよう・・。(何か言うと、パタっと閉じる音がする)
気になりつつも見守っていくしかないのかなあ。。
毎日の積み重ねで人は作られていく、ということを今回の娘を通して再認識いたしました。
猫背だったり、反り腰だったり、まっすぐ立てなかったり。
意識すれば、変えていける、と私は信じています。
美しい立ち姿、きれいな姿勢は、必ずしも見た目だけの美しさだけではなく
その人の本質をも左右する力を持つと思うのです。
だからこの先、娘には美しいフォルムを持たせてあげたいし、
それによって得られるココロとカラダ両面の健康を与えてやりたい。
そのためには母である私が、実践していかなくちゃあ!
母の後姿をみて、(どうかぐうたらな悪いところばかりじゃなく・・)育っておくれ、娘よ~!
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